日本人はいつから人口が減り始めたのか?
2021年(令和3年)は全国で約63万人もの人口が減りました。
人口が減り続けているという認識はありましたが、こんなにも一年間で減っているとは…
これが一体いつから減り始めているのか、気になって調べてみましたのでご覧ください
(厚生労働省人口動態統計月報年計)
人口の増減の根拠
何をもって人口の増減を示しているのかについて
それは
一年間の出生数と死亡数の差 です
一年間で生まれた人の数が亡くなった人の数よりも多ければ人口は増えていることになり
その逆で
一年間で生まれた人の数が亡くなった人の数よりも少なければ人口が減っているということになります
一年間で減少に転じた年は2005年(平成17年)
2005年に生まれた人の数は1,062,530人
亡くなった人の数は1,083,796人で
マイナス21266人となり
公表されている統計データの中で最も古い1899年(明治32年)年以来
初めて人口が減少した年が2005年(平成17年)でした。
しかし、翌年の2006年(平成18年)に生まれた人の数は1,092,674人
亡くなった人の数は1,084,458人で
プラス8223人でした
2007年(平成19年)以降は毎年減少し続けている
2007年(平成19年)出生数 1,089,818人 死亡数 1,108,334人 マイナス18,516人
2008年(平成20年)出生数 1,091,156人 死亡数 1,142,407人 マイナス51,251人
2009年(平成21年)出生数 1,070,036人 死亡数 1,141,865人 マイナス71,892人
と、減少数は加速していき
2019年(令和元年)出生数 865,239人 死亡数 1,381,093人 マイナス515,854人
2020年(令和2年)出生数 840,835人 死亡数 1,372,755人 マイナス531,920人
2021年(令和3年)出生数 811,604人 死亡数 1,439,809人 マイナス628,205人
となっております。
令和2年で最も人口の少ない県が鳥取県で55万3千人であるため、近年は毎年一つの県の人口がまるごと減り続けているとも言えます。(総務省統計局データ)